レスベラトロールと長寿遺伝子の関係は?オリジナルサプリメントが開発できるOEMメーカーを厳選ご紹介
抗酸化作用を発揮するポリフェノールの一種であるレスベラトロール。赤ワインやピーナッツの薄皮などに含まれている物質です。細胞を酸化から守る働きに注目し、肌の若々しさを守る成分として注目を集めています。
レスベラトロールは美肌効果だけではなく、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化して健康寿命を延すのではないかという研究が報告され、さらに注目を集めました。ヒトへの臨床研究はまだまだこれからという新素材。
今回はレスベラトロールの研究がどこまで進んでいるかも含めて徹底解説。レスベラトロールの最新の情報や活用法などをご紹介し、オリジナルサプリ開発のヒントにしていただければと思います。また、レスベラトロールを使ったサプリメント・健康食品OEMが得意なメーカーも厳選してご紹介しますので、合わせて参考になさってください。
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レスベラトロールとはポリフェノールの一種、トランス型・シス型の2種類ある
レスベラトロール(3,4′,5-トリヒドロキシスチルベン)はスチルベンと呼ばれるポリフェノール化合物。植物が紫外線や病原菌などから自分の身を守るためにつくる成分の一つです。
化学構造の違いにより、トランス型・シス型の2種類に分かれます。これまでの研究で有益な効果を発見しているのは、“トランス型”のトランスレスベラトロールであることから、サプリメントに配合する場合はトランス型レスベラトロールがよく利用されています。
シス型レスベラトロールは太陽の光や熱、酸化に対し不安定な分子構造。一方、トランス型レスベラトロールは安定した分子構造を持っていますが、太陽光などによりシス型に変化する場合があるそうです。
レスベラトロールの健康効果はが注目されたきっかけはフランス人の食生活から。脂肪の多い食生活を送りながら心臓病死亡率が低いという“フレンチ・パラドックス”と呼ばれる現象が起きているからです。
“フレンチ・パラドックス”が起きている理由としては、赤ワインに多く含まれるポリフェノールのおかげではないかと推測。レスベラトロールの研究を進めるきっかけにもなりました。また最近、“21世紀の若返り薬”として脚光を浴びるNMN(ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド)同様、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)にレスベラトロールが効果的に働くのではないかという研究結果が発表され注目が集まっています。
レスベラトロールがサーチュイン遺伝子に直接作用するわけではありませんが、活性化させるきっかけになるのではないかとさらなる研究が進められているそうです。
レスベラトロール摂取で期待されている効果
- 紫外線やストレスによる酸化から肌を守り、若々しさを保つ
- シミやくすみ、乾燥から守り、肌をみずみずしく保つ
- 血流を改善させる
- 生活習慣病を予防する
レスベラトロールの1日摂取量はどのぐらい?過剰摂取した場合の問題点
レスベラトロールには女性ホルモン様作用(スチルベン骨格という化学構造を持つため)があるといわれ、1日の摂取量は30~150mgぐらいが目安といわれています。スイスのDSM社が定義した許容量としては体重60㎏あたり1日45mgという提言も。
過剰摂取した場合の健康被害としては、高容量を毎日摂取し続けて下痢や腹痛を起こしたという報告もあるので要注意です。特に腎臓や肝臓に疾患がある方は長期・多量摂取を避けた方がよいといわれています。
また、女性ホルモン様作用が考えられるため、婦人科系のがん、子宮内膜症などの疾患がある、妊婦、授乳期は多量摂取を控えた方が無難です。サプリメントとして開発する場合、1日の摂取量や飲み方について配慮することが大切ですね。
レスベラトロールが注目されたのは1992年の“フレンチ・パラドックス”から
レスベラトロールへの関心の高まりは、フランス人の食生活にあります。肉食中心でバターやチーズなどの乳製品を多く摂取しながら、心疾患による死亡率低い”フレンチ・パラドックス”といわれる現象です。
食事と共によく飲まれているのは赤ワイン。その原料であるぶどうの皮や種子にはポリフェノールが豊富で、赤ワインはそれらを取り除かずに醸造されるため、ワイン1リットルに対し4g程度のポリフェノールが含まれているといわれています。
それよりも以前にレスベラトロールは北海道帝国大学理化学部科学教室の高岡道夫氏により、1939年有毒植物バイケイソウから発見されていました。レスベラトロールの名前の由来は、レゾルシノール(Resorcinol)構造を持つことから。
その後、1976年にぶどう葉から植物が外部からの感染・ストレスから身を守るため合成される“ファイントアレキシン”の一つとして、レスベラトロール(抗カビ作用)の働きに関する研究が発表されます。以降、ぶどうの果皮やワインにレスベラトロールが含まれていることが発表され、1991年のCBSテレビで「フレンチ・パラドックス」が放映されたことで赤ワインブームが巻き起こりました。
現在では研究が進み、レスベラトロールを多く含むのはぶどう以外にもイタドリ根や北欧に多く生息するリンゴベリー(コケモモ)、アーモンドやピーナッツの薄皮、カカオ、インドネシア原産のメリンジョなどがあります。
リンゴベリーは株式会社わかさ生活が“サンタベリー”として商標登録されています。また、イタドリ根は日本で医薬品として登録されていますので、サプリメント・健康食品として使用することはできないのでご注意を。
レスベラトロールを食品だけで摂取するのは難しい
レスベラトロールの有用性については主に動物実験として進められ、ヒトに対する臨床データはまだ少ないのが現状。アンチエージング作用(新陳代謝アップ、脂質成分の酸化予防、動脈硬化予防、ガンの予防、脳神経の保護作用、長寿遺伝子の活性化など)、女性ホルモン様効果(更年期障害の改善など)、脂肪抑制効果などに対する研究が進められています。
レスベラトロールを多く含むとされる赤ワイン(ピノ・ノワール、ネオビロ、メルロー種に多いとされている)ですが、飲み過ぎれば別の健康被害も。ピーナッツやアーモンドの皮、ココアも充分な量を取るには、カロリーオーバーしてしまします。
そういう意味で、サプリメントとしてレスベラトロールを積極的に摂取するのは有効といえます。NMNサプリ同様、健康寿命を延ばす成分として今後ますます注目を集める成分といえるでしょう。
レスベラトロールの抽出方法について
レスベラトロールは赤橙色をした脂溶性(油にとけやすい性質)の成分。アルコールを使った抽出方法を取られることが一般的です。しかし、アルコール抽出された場合、水溶性のものに入れた際に澱や沈殿などがみられるため、透明なドリンクタイプには適さないといわれてきました。
このため、各原料メーカーが抽出方法を工夫し、特許を取得した製造方法も登場しています。
例えば株式会社アンチエイジング・プロでは、赤ワイン(南フランス産)からカラム(特殊な化学物質を充填した長い配管で、分離を行う装置に取り付けて使用するもの)を用いて、トランス型レスベラトロールを抽出する方法で特許を取得しました。
この他、二酸化酸素を温度・圧力を加え、気体と液体の中間である流体(超臨界流体)にして成分を抽出する方法「超臨界流体抽出法(CO2抽出)」がとられることがあります。
最近では水に溶けやすくするため、水溶化したものも登場しているので、幅広い形状のサプリメントに対応できるようになってきました。
レスベラトロールと相性がよい成分や素材は?開発テーマのヒント
レスベラトロールはサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させるといわれているNMN(ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド)と組み合わせて、アンチエージングをテーマにしたサプリメント開発が人気です。
また、サンタベリー(リンゴベリー)でおなじみのわかさ生活では、肌の弾力改善効果の実証実験を行い、レスベラトロール配合のサプリメントを発売。その後の研究で肌の白斑やシミを防ぐ働きを発見しています。
肌の美しさを保つ美容ドリンクとして、レスベラトロールやヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンCなどを組み合わせて開発するのもいいですね。
赤ワインにレスベラトロールが含まれているという点に注目し、ノンアルコール飲料として活用される例も。コロナ禍でノンアルコール飲料への注目が高まっており、スパークリングワインや赤ワインのレスベラトロール入り飲料は大人気です。
株式会社ファインが発売している「レスベラワイン」はワインの風味を生かしながらノンアルコールで仕上げたドリンク。日々の食事で嗜好品として楽しみながら健康維持に役立つ一品に仕上がっています。
もちろん、アルコール飲料としてレスベラトロールを使用する例も。プロポーションづくりの総合コンサルティング企業である株式会社ダイアナが、ダイエット中の女性向けにレスベラトロールを2㎎加えた有機無農薬のオリジナルアルコール飲料を開発しています。
アンチエージング、美容・ダイエット、女性の健康というように、開発テーマはいろいろ。形状も特に制約がないので、グミやクッキーなど嗜好品へと自由自在に考えられるのがメリットですね。
OEMメーカーと相談する場合は、レスベラトロールを使ったサプリメントをどんなターゲットに対し、開発するのかをしっかり決めておくと、ベストな成分・処方を提案してもらえるので、なるべく具体的にイメージできるようにしましょう。
サプリメント開発を成功させるヒントは以下の記事も参考になさってください。
「OEMプロ」にはレスベラトロールの企画・開発が得意な健康食品OEMメーカーが揃っています。プロのノウハウを使って、オリジナルレスベラトロール製品をヒット商品に育ててみませんか?ご利用も相談も無料ですので、お気軽にお問合せください。
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オリジナルのレスベラトロールサプリメント製造をお願いできるおすすめのOEMメーカー5選
レスベラトロールは食品としてもおいしく摂れるので、通常のサプリメント以外に、美容・健康食品、嗜好品として幅広い選択肢があります。以下、レスベラトロールを使用したオリジナルサプリメント・健康食品開発を得意とするおすすめのOEMメーカーをピックアップしてご紹介します。
株式会社ドクターズチョイス(東京)
編集部イチオシポイント
- レスベラトロールで特許取得
- 提携医療機関にて治験を実施
- 健康食品GMP取得工場で製造
ドクターズチョイスはメディカル水準の商品開発が可能なサプリメント・健康食品OEMメーカーです。株式会社ダイアナとの共同開発で、レスベラトロール・アスタキサンチン・メロン抽出物を配合したサプリメント「陽紅寿(ようこうじゅ)」を製造、この他にもダイアナとの共同開発で「抗酸化活性を有する組成物並びにこれを配合した飲食品及び化粧品」に関する特許(特許第6005339号)を取得しています。要望に応じ、各種試験、特許申請、論文発表、第三者認証の登録など幅広くサポートが可能なメーカーです。
本社:〒102-0071 東京都千代田区富士見2-7-2 ステージビルディング 17階 |
株式会社SUNAO製薬(宮崎)
編集部イチオシポイント
- レスベラトロールやNMNなどアンチエージング素材を多数取扱い
- ウェブミーティングでの商品開発も可能
- 地元大学との共同研究でエビデンスのある商品開発が可能
SUNAO製薬は初めてのサプリメント・健康食品開発という方でも丁寧に、親身にサポートしてくれるOEMメーカーです。地元九州の資源が持つ可能性を引き出し、付加価値をもたらすような商品を作りたいと起業しました。小ロット、低リスクでの商品化やパッケージ、販促品作成もOK。薬事法や景品法の対応もまとめてお任せできます。
本社:〒880-0023 宮崎県宮崎市和知川原2丁目74番地 |
メディエンス株式会社(東京)
引用元:メディエンス株式会社HP
編集部イチオシポイント
- 高品質なレスベラトロール取り扱い
- 独自のノウハウとネットワークでこだわりの原料調達が可能
- 有機JAS認定取得(輸入業者)
メディエンスは30年以上にわたり、機能性食品原料を中心とするサプライヤーとしてのキャリアを活かし、高品質なレスベラトロールの原料を使ったOEMが可能なメーカーです。人気原料やトレンド原料、中でもミネラル酵母製品は日本の規格基準に適合する特注生産原料となっています。原料の調達はもちろんのこと、企画・処方・製造・納品まで一貫してサポートしてくれます。
本社:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-3 山本ビル別館7F |
株式会社アンチエイジング・プロ(東京)
編集部イチオシポイント
- レスベラトロールを含む赤ワインエキスR5 W特許素材あり
- まめ鉄(R)SloIrion(R)、ジオパワー15など独自素材取り扱い
- GMP認定工場と提携
アンチエイジング素材の原料メーカーでもあるアンチエイジング・プロは、特許取得した赤ワインエキスR5 Wを活用したレスベラトロールサプリメント開発が可能なOEM/ODMメーカーです。赤ワインエキスR5 Wは南フランス産の赤ワインを使用し、二段発酵製法で製造された赤ワインエキス末。レスベラトロール5%以上、オリゴメリックプロアントシアニジン40%以上を規格化した原料で、免疫ビタミンといわれるも豊富に含まれており、大阪大学と順天堂大学の研究チームで実施された血管の柔軟性の改善がヒト臨床試験で実証されているものです。アンチエージングをテーマとした高品質なサプリメント開発を安心してお任せできます。
本社:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-57-2 ドルミ代々木7 |
株式会社ファイン(大阪・東京・福岡・広島)
引用元:株式会社ファインHP
編集部イチオシポイント
- ノンアルコール飲料「レスベラワイン(商標登録)」など自社で開発商品あり
- 海外支店もあり、輸出サポート可能
- 健康食品GMP認定、ISO9001、有機JAS認定取得
ファインは機能性表示食品や自然食品、サプリメント、医薬品など幅広いOEMに対応しているメーカーです。自社で新素材の研究開発、製造を行い、国立大学構内にファインバイオサイエンス研究所(FBRC)を設けるなど、エビデンスのある商品開発を得意としてます。清涼飲料水や菓子製造許可を取得しているので、幅広い形状のレスベラトロール製品開発が可能。健康に配慮したノンアルコール飲料「レスベラワイン」など、自社でもオリジナル商品を展開しています。
本社:〒533-0021 大阪市東淀川区下新庄5丁目7番8号 東京オフィス:〒104-0033 東京都中央区新川1-3-2 ナックスビル4階 福岡オフィス:〒810-0001 福岡市中央区天神4丁目2番36号 天神第一ビル 広島オフィス:〒733-0834 広島県広島市西区草津新町1丁目21-35 広島ミクシスビル4F 本社研究開発棟:〒533-0021 大阪市東淀川区下新庄5丁目6番28号 ファインバイオサイエンス研究所:〒567-0047 大阪府茨木市美穂ヶ丘8-1 大阪大学産業科学研究所 インキュベーション棟301号室 播磨先端製造技術センター(HAMTC):〒679-5165 兵庫県たつの市新宮町光都1-11-1 上郡工場:〒678-1219 兵庫県赤穂郡上郡町奥甲931 上郡テクノ工場:〒678-1202 兵庫県赤穂郡上郡町野桑700-3 |
レスベラトロールのオリジナルサプリ開発を叶えてくれるOEMメーカーを選ぶポイントとは?
アンチエージングやダイエット、美肌など、さまざまなテーマで開発が可能なレスベラトロール。原料や成分との組み合わせでオリジナリティを発揮することができます。
「OEMプロ」なら、レスベラトロールを使ったサプリメント・健康食品開発可能なOEMメーカーをご紹介可能です。まずはお気軽にお問合せください。
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