オリジナルサプリメントを開発・販売したい!OEMなら個人で起業可能、低価格で製造してくれるメーカーの選び方
サプリメントや健康食品は“食品”であることから、医薬品に比べて製造するにあたっての規制は比較的ゆるやかといえます。しかし、個人で製造工場を立ち上げて企画・開発・製造・販売まですべて自分たちでというのは現実的ではありません。
サプリメント・健康食品の形状により、製造許可が異なるためです。原料・資材の調達など、小ロットでは仕入れできないので、在庫を抱えることになり、コストもかかり過ぎてしまいます。
そんな場合に頼りになるのがサプリメント・健康食品OEMメーカーの存在。今回は、個人で起業し、サプリメントの販売を手掛けてみたいという事業者さん向けに企画・開発のポイント、OEMメーカーの選び方、注意すべきポイントをお伝えしていきます。
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そもそもサプリメントは自作できるもの?保健所に許可を得れば可能
サプリメントは原則、食品であるため、形状により定められている製造業の許可を最寄りの保健所から認可を受けるだけで製造が可能。例えば、タブレットタイプやカプセルタイプのサプリメントを製造したいなら「粉末食品製造業」の許可を得れば問題ありません。
ただし、サプリメント製造と販売には「食品衛生法」「食品表示法」「健康増進法」「医薬品医療機器等法」「景品表示法」「特定商取引法」が関わってきます。これらの法律についてしっかり学んでおくことを忘れずに。
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サプリメントを自作する場合に問題になるのが「コスト」と健康被害が出た場合の補償
サプリメントの製造は、加工食品を製造するのと同じで食品衛生法に基づき、口にしても安全であることが確保できていれば難しいものではありません。自らオリジナルサプリメントを企画・開発し、製造したいとなった場合に問題になるのが“製造コスト”です。
食品衛生法は2018年に大改正され、健康食品の規制強化が図られました。万が一健康被害が出た場合に報告と届け出義務があります。また、国際水準に合わせてHACCP(ハサップ=Hazard Analysis and Critical Control)の導入が小規模事業主であっても必要。
すでに食品加工製造の工場をもっている、という場合であれば問題ないかもしれませんが、ゼロからの事業立ち上げ、異業種からの参入、個人事業主ということであれば、初期費用がかなりかかります。
自作したサプリメントで健康被害が起きれば、補償問題などかなり厳しい状況になることを肝に銘じておかなければなりません。
OEMメーカーを活用すれば、個人でサプリメントを開発して製造販売することは可能!
サプリメントや健康食品を手掛けているOEMメーカーであれば、必要な製造許可は取得しており、独自の原料仕入れルートも確保しているので、コストを抑えながらオリジナルサプリメント開発が可能。
経験や実績も豊富なので、安全かつ効果的なサプリメント開発がスムーズです。従来タイプの錠剤・カプセル状のサプリメントを開発したい場合はもちろん、最近注目を集めているグミタイプやゼリータイプなどさまざまな形状にも対応するメーカーが存在しています。
「個人事業主との取引OK」「小ロットでの製造可能」など、大手企業以外の小規模事業主に対してもフレキシブルに対応してくれるOEMメーカーが登場していますので、ぜひ活用してみましょう。
オリジナルサプリメントで起業したい!商品を企画する場合、何を考えたらいい?
「サプリメントを自作したい」「オリジナルサプリメントで起業したい」と思った場合、初めてなら何から手を付けたらいいのか。何を考え、準備したらいいのか悩みますよね。
サプリメントをオリジナルで企画・開発する場合、重要なポイントは以下の通りです。
- だれに向けて販売する商品なのか(ターゲットを明確にする)
- どんなサプリメントにしたいのか商品コンセプトを具体的にイメージする
- どんな販売方法(ルート)を考えているか
- いくらで製造し、いくらで販売するか
一つひとつ、解説していきましょう。
オリジナルサプリメントは、誰に向けて販売する商品なのか
健康意識の向上で、小さなお子様からご年配者までサプリメントや健康食品を取り入れているという方が増えてきました。また、美容・ダイエットには、サプリメントは欠かせないという意識が定着しています。
「流行っているから」「売れるサプリメントなら何でもいい」という意識ではなく、誰のためにどのようなメリットをもたらす商品なのかを明確にしないと失敗します。
- 年代は?性別は?
- その年代が気にしている健康・美容課題は?
- どんな地域(地方)に暮らしている人か(都会か田舎か)
- どんなライフスタイルを送っている人か(普段から運動してる、していない、など)
- お金の使い方は?(高くてもいいものを購入、コスパのいいものなど)
- 普段買い物している場所、方法(主に店頭か通販かなど)
最低でも上記の消費行動について自分なりに考え、分析しておきましょう。OEMメーカーに依頼する場合でも大変参考になります。
オリジナルサプリメントは、どんな商品にしたいのか?
ターゲットが定まれば、ライフスタイルのイメージが固まります。
例えば、普段仕事で忙しく、食生活が不規則になりがちな30代の未婚女性向けで、寝不足・ストレスで肌荒れを気にしている人、とターゲットを定めて考えてみましょう。想定できるサプリメントは以下のようなものになります。
- 睡眠の質を高めるもの
- ストレスを緩和してくれるもの
- 生理周期によるホルモンバランスの乱れを整えてくれるもの
- 肌荒れを改善してくれる成分
- 仕事の合間や気になったときいつでも気軽に摂取できる
- 持ち運びに便利で見た目がおしゃれ
など、かなり具体的に商品コンセプトをイメージすることができます。30代女性といっても既婚者、未婚者によってもライフスタイルは大きく異なりますし、子どもの有無でもかわるので注意。
ターゲットを具体化し、絞り込む重要性をおわかりいただけるのではないでしょうか。
オリジナルサプリメントの販売方法(ルート)は何を選択するのか
「オリジナルサプリメントを作ったの売れなかったらどうしよう」と誰もが不安に思います。売れる・売れないにはさまざまな要因がありますが、いいものをつくったから売れるというわけではなく、その商品を欲しいと思っているターゲットにしっかりメッセージが届いているかどうかが重要です。
若い世代ならSNSが有効、年配者ならTVショッピングや新聞チラシ折込で、というようにターゲットが普段目にしている媒体を活用することがまず大切。
さらには、その商品を気に入った場合に、簡単に購入できる仕掛けを考えることです。「電話して注文」「ネットショッピング」「店頭で購入」「定期購入」などさまざまな販売方法がある中で、ターゲットの消費行動に一番フィットする方法を選ぶのがポイント。
サロンやジムの顧客に対して販売したいという場合なら「店頭販売や自社のホームページ上で通販が効率的」「定期購入やリピート購入で割引」というように、消費者の利便性を考えて選択しましょう。
せっかく気に入っても購入が面倒、となると売り上げも伸び悩むことになりますよ。
オリジナルサプリメントの販売価格と製造コスト、粗利率を決める
まだサプリメントを開発もしていないのに、販売価格はイメージできないという方もいらっしゃるでしょう。しかしながら、販売価格が決まらなければ、製造コストにいくらかけたらいいのかもわかりません。
サプリメントの価格の内訳はまず「製造コスト」「広告宣伝費」「経費」「利益」に分けられます。
広告宣伝費はチラシやDMの製作費(印刷やデザイン費、郵送費など)。経費は商品の発送費や保管費用、通信費、人件費、光熱費などで、代金引換やショッピングモールに出店する場合はその費用も見ておかなければなりません。
これらを除き、利益をどのぐらい確保したいのかを決めれば、製造コストにいくらかけられるかが決まります。通常の商品販売ではコスト6割、利益4割というのがよくいわれていること。コストのうち半分が製造原価というのが一般的ではないでしょうか。
自分たちが開発したオリジナルサプリメントをどのぐらいの人数がどのぐらいの頻度で摂取してくれそうか、まずは販売目標を決める。その人がいくらまでなら購入してくれるのかというのを予測することも重要です。
OEMメーカーに相談する場合でもこの販売価格・利益率を伝えると、ベストな原料・処方・製造方法などをスムーズにアドバイスしてもらえますよ。
オリジナルサプリメントを低価格で製造してくれるOEMメーカーを選ぶには?
具体的にどのようなサプリメントを作りたいかイメージが固まったら、商品化を助けてくれるOEMメーカーを探します。もし、できるだけコストを抑えて低価格で製造したいなら、注意すべきポイントは以下の4つです。
- 作りたいサプリメントの最小ロットと経済ロット数の確認
- 作りたいサプリメントの形状に対応しているかどうか
- 原料の調達方法や取扱い成分リストの確認
- 実績が豊富か、工場の品質管理、安全性など
それぞれを順に解説していきます。
サプリメントの最小ロット・経済ロット数の両方を確認
個人事業主や初めて健康食品業界に参入するという場合、在庫リスクを避けるあまりに「小ロット」を希望する場合がほとんど。しかし、製造ラインの都合上、最低でもこの分量からしか作れないという“ロット数”が決まっています。
形状や成分、商品1個当たりの容量によっても異なるため、一概に何個からといいにくいのですが、サプリメントの場合、約1,000~3,000個からということが多いようです。
最小ロット、経済ロットの両方を確認するのは、製造コストを把握するため。経済ロット数の方がコストを安く抑えることができ、同じ販売価格でも利益率が上がります。
最小ロット数にこだわるあまり、販売価格が高くなることで売り上げが伸び悩むこともしばしば。在庫リスクとのバランスをしっかり見極める必要があります。
作りたいサプリメントの形状に対応しているメーカーを選ぶ
OEMメーカーによっては自社工場のあるところ、形状により提携工場に依頼するなどさまざまな製造方法をとっています。自社でもオリジナルサプリを開発し、販売している場合、比較的コストを抑えて製造する方法を確保していることがあるので、そういうところも目安になります。
特にカプセルの場合は、カプセルそのものの仕入れや充填に技術が必要なため「ハードカプセル」はOKだが「ソフトカプセル」はNGという場合も。
どのメーカーの場合でも得意・不得意はありますので、つくりたいサプリメントの形状に対応できる・製造が得意なメーカーを選ぶのがコスト削減にも役立つということになります。
▼健康食品の得意な製造ライン・形状別OEMメーカー特集
・お茶タイプが得意なOEMメーカー
・ドリンクタイプが得意なOEMメーカー
・ソフトカプセルタイプが得意なOEMメーカー
・ハードカプセルタイプが得意なOEMメーカー
・顆粒状タイプが得意なOEMメーカー
・粉末(パウダー)タイプが得意なOEMメーカー
・粒状(錠剤)タイプが得意なOEMメーカー
・ゼリー(ペースト)タイプが得意なOEMメーカー
・クッキーやグミ、プロテインバーなどお菓子タイプが得意なOEMメーカー
作りたいサプリメントの原料や成分の調達がスムーズなメーカーを選ぶ
OEMメーカーの中には、原料のみの供給も行っているということがあります。国内外から高品質な原料を仕入れる独自ルートを確保している場合、コストを抑えて高品質なサプリメントを製造することも可能。取り扱い成分が豊富であれば、コストを考えながら取捨選択することができるので便利です。
特に最近人気のCBD商品は厚生労働省の認可が必要なので、正規輸入ルートを確保しているメーカーを選ぶのがベスト。
また、ご当地農作物や特産品を使い、原料からの開発を希望する場合、対応できるかどうかの確認が必要。OEMメーカーによっては独自技術で有効成分をエキス化することができるところもあります。
原料持ち込み可能なOEMメーカーを選べば、コストはその分かかりますが、地域経済活性化や独自原料で差別化しやすいサプリメント開発が可能ですね。
サプリメントOEM実績が豊富、品質管理がしっかりしてるメーカーを選ぶ
サプリメントはあくまでも食品であり、医薬品ではありません。このため、広告宣伝や商品パッケージに「効果効能(〇〇に効く、など)」を表示することは法律違反となります。
サプリメント製造実績が豊富なOEMメーカーであれば、法律に則った表示のアドバイスをしてもらえますし、過去の実績から「売れる商品」「売れない商品」の見極めもある程度可能です。
また、食品衛生法改正により、製造工場にHACCP(ハサップ=Hazard Analysis and Critical Control)の導入が必要になりました。
OEMメーカーによってはGMP(Good Manufacturing Practice=適正製造規範)やISO(International Organization for Standardization=国際標準化機構)を取得するなど、高品質で環境にも配慮した製造体制を整えている場合があります。
サプリメントは医薬品ではありませんが、食品同様、人の口に入るものです。「安いから」ということだけではなく、安全性がしっかりと確保された製造体制であることを確認した上でOEMメーカーを選びましょう。
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サプリメントを製造してくれるOEMメーカーは全国にたくさんあります。その中から、自分たちの条件に合うメーカーを探すのは大変です。特に個人事業主や小規模事業主の場合、引き受けてくれるメーカーが見つけにくいという場合も。
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