化粧品OEMとは?かかる費用や、OEMメーカーの選び方を徹底解説

化粧品OEMとは?かかる費用や、OEMメーカーの選び方を徹底解説

化粧品OEM(オーイーエム)とは?

OEMは、Original Equipment Manufacturingの略語で、「他社のブランド製品を製造すること」、または「他社のブランド製品を製造する会社」という意味を持ちます。

例えば、自分のオリジナル製品を作りたい人が、生産設備をもつ会社に「うちのブランド製品を作ってよー」とお願いして作ってもらった場合、「OEMで作った」ということになります。

化粧品業界では、多くの製品がOEMで作られており、化粧品OEMメーカーがたくさん存在します。

その他、食品、アパレル、インテリア、家電品などでも、OEMは利用されています。

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化粧品OEMでかかる費用例

OEMのコスト

ご依頼の多い製品を参考に、おおよその費用の目安をお伝えします。

使用する原料・成分・容器等で値段は大きく変わりますので、あくまでも価格帯の参考値としてお考えください。

化粧水150mlの概算金額(目安)
化粧水500本 900円 45万円
化粧水1,000本 700円 70万円
化粧水3,000本 600円 180万円
美容液50mlの概算金額(目安)
美容液500本 920円 46万円
美容液1,000本 650円 65万円
美容液3,000本 550円 165万円
シャンプー250mlの概算金額(目安)
シャンプー1,000本 800円 80万円
シャンプー3,000本 750円 225万円
固形石鹸100gの概算金額(目安)※コールドプロセス石鹸の例
固形石鹸300個 600円 18万円

まずは下記フォームより、お問い合わせください。条件にあったメーカーをご紹介の上、各メーカーより、見積もりを回答します。

化粧品OEMでかかる費用の内訳

費用の内訳は次の通りです。
化粧品の費用の内訳_3

初期費用

・サンプル代
一般的に少量であればサンプル代は無料のメーカーが多いです。だだし、複数人数でテストするなど、サンプルの数量が多く必要な場合は、有料となってしまうケースもあります。

・パッケージデザイン代
メーカーにデザインを委託する場合は、別途費用がかかる場合があります。

・容器や化粧箱の版代
化粧品の容器に印刷を施す場合や、化粧箱を使用する場合は、色数に応じて版代がかかります。

・化粧箱の木型代
標準的なサイズ・形状の化粧箱ではなく、オリジナルの大きさ・形の化粧箱を作成・使用する場合は、木型代がかかります。

バルク代(化粧品の中身)

化粧品の種類、製法、製造量、使用する原料によって大きく異なります。

当然ながら、高い成分を沢山使うほど、値段が上がります。化粧水など、水の割合が多い製品は、比較的費用も安くなる傾向にあります。

また、新規処方で開発するか、既存処方をベースにするかでも費用は大きく変わってきます。

新規処方を組む場合は、開発費用はもちろん、安全かどうかを検査する費用も上乗せされます。

医薬部外品の場合、薬事承認などの特別な手続きが必要で、化粧品と比べて費用は高くなります。
さらに医薬部外品を新規処方で開発する場合は、多額の試験費用が必要となり、開発のハードルがかなり高くなります

費用や時間を節約したい場合は、そのメーカーが保有する既存の処方をベースにするのも、一つの手です。

また、所有する独自原料を使用する場合、加工・精製・品質検査など、様々な管理が必要となり、市販品の原料を仕入れるよりも、かえってコスト高となることもあるので、注意が必要です。

容器代

容器は価格の大きなウェイトを占めるため、選択した容器次第で、商品価格が大きくかわるため、慎重に選ぶべき項目です。

容器の価格は、使用する材質や形状に依存します。

まず使用する材質は、大きく分けて、プラスチックとガラスがあります。

プラスチックは比較安価で、着色・加工がしやすい特徴があります。
一方ガラスは、重厚感・高級感を演出しやすく、腐食性のある成分が含まれる場合や、空気や光による劣化を防ぎたい場合に使用されます。

また、容器につけるキャップによっても値段が変わります。クルクル回して開けるスクリューキャップ、片手で簡単に開閉できるワンタッチキャップ、シャンプーやミストで使用するポンプ等がありますが、
シンプルな構造のものほど値段は安くなり、ポンプなどのパーツが多く組み立てが必要なものほど、値段が高くなる傾向にあります。

オリジナルの形状の容器を使用する場合は、数百万円の単位で金型代が発生するため、小ロットの場合はおすすめしません。

化粧品容器の選び方については、こちで詳しく解説しています。
>>化粧品OEMで売り上げを左右する容器の選び方!重要なポイントをチェック

容器に印刷を施す場合は、1色使用するあたりに版代・印刷代がかかります。使用する色が多いほどその分費用が発生するため、費用を抑えたい場合は色数は極力減らしましょう。
>>化粧品OEMでオリジナリティを演出!化粧品容器の印刷方法とメリット・デメリットを解説

また在庫にないような独自のカラーで容器自体を着色したい場合は、別途、容器着色代が発生します。

ラベル代

容器に直接印刷する場合は、ロットは1000本~となるため、1000本以下の小ロットで製造する場合は、ラベルで対応します。

ラベル対応の場合は、ラベルの印刷代やラベル貼りの作業費がかかります。

化粧箱代

化粧箱は、商品の保護の他、ブランドイメージのアピールとしても、重要な役割を持ちます。

化粧箱の値段は紙の材質や形状に依存し、オリジナルの形状の箱を作る場合は、抜き型(木型)代がかかります。
また、化粧箱の印刷に使用する色数に応じて費用が発生します。

化粧箱の使用は必須ではないので、安価に抑えたい場合は、化粧箱は使用せず、シュリンク包装する手もあります。

梱包代・配送代

箱の組み立て、ラベル貼り、シュリンク包装、梱包などの諸々の作業の人件費の他、配送費用もかかります。梱包代・配送代は、商品の見積もり金額に含まれている場合が多いです。

化粧品OEMメーカーの種類と選び方

自社工場があるメーカー or 自社工場なしのファブレスメーカー

全国には様々な化粧品OEMメーカーが存在しますが、業態で分けると、自社工場を持つメーカーと、自社工場を持たないファブレスメーカーが存在し、次のような違いがあります。

項目自社工場があるメーカーファブレスメーカー

自社工場があるメーカーとファブレスメーカーの違い
商品開発の柔軟さ △ ※製品によって制約あり
サポート体制 △ ※メーカーによってまちまち 〇 ※基本的に商品企画から販促まで対応
見積もり金額 安い 高い

ファブレスメーカーは、複数の工場と提携関係を結んでおり、製品ジャンルに合わせて最適な工場を見つけて製造依頼をかけます。
営業や商品提案に力をいれており、商品企画から手厚くサポートしてくれます。また工場の制約を受けないため、柔軟な商品開発が可能ですが、間に入る分、見積もり金額は高くなります。

一方で作りたい商品はすでに決まっており、できるだけ費用を抑えて化粧品を開発したい場合は、自社工場のあるOEMメーカーがおすすめです。

化粧品の得意ジャンルで選ぶ

化粧品には、基礎化粧品、シャンプー、石鹸、口紅、シートマスクなど、様々な製品ジャンルが存在します。

それぞれ生産設備やノウハウが異なるため、「オールジャンル得意です」というメーカーはなかなかいません。

化粧品OEMメーカーでは、得意ジャンルが分かれており、専門メーカーも存在します。得意ジャンルに合わせてメーカーを見極める必要があります。

かなりざっくりですが、メーカーのタイプをジャンル別に分けてみました。

化粧品OEMメーカーの大まかな分類

  • ・基礎化粧品に強いメーカー
  • ・ヘアケアに強いメーカー
  • ・石鹸に強いメーカー
  • ・メイクアップに強いメーカー
  • ・フェイスマスクなどシート系に強いメーカー
  • ・入浴剤に強いメーカー
  • ・香水に強いメーカー
  • ・歯磨き粉、洗口液に強いメーカー

ジャンル別におすすめOEMメーカーをピックアップしました。

<スキンケア製品でおすすめのOEMメーカー>

<ヘアケア製品でおすすめのOEMメーカー>

<石鹸でおすすめのOEMメーカー>

<メイクアップ・ネイルでおすすめのOEMメーカー>

<シートパックでおすすめのOEMメーカー>

<その他>

化粧品ではなく、「医薬部外品」を作りたい方は、「医薬部外品製造許可証」を持ったメーカーに依頼する必要があります。

>>「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」との違いを徹底解説!

メーカーをお探しの場合は、まずは下記フォームよりお問い合わせください。ご希望の条件にマッチするメーカーを無料でご紹介します。

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地元の化粧品OEMメーカーを選ぶ

化粧品開発では、商品開発~納品までに多くの工程が存在します。そのため、化粧品開発に慣れていない方は、こまめに相談できるよう、地元のメーカーや営業所が近くにあるメーカーを選ぶというのも一つの手です。

また最近では、地元の原料使用をして「ご当地コスメ」も増えてきており、地産地消や町おこしなどの観点でも、注目を集めています。

 

全国の化粧品OEMメーカーをピックアップしてみました。参考にしてみてください。

<北海道・東北エリア>

<北陸・甲信越エリア>

<関東エリア>

<関西エリア>

<中国エリア>

<四国>

<東海エリア>

<九州・沖縄>

その他、全国の化粧品OEMメーカー一覧はこちら>>

化粧品OEMのメリット

OEMメリット

【メリット1】OEMなら、初期費用を抑えてはじめられる

自分でイチから工場や生産設備を用意すると、多額のお金が必要になります。
しかしOEMの場合は、工場や生産設備が一切必要ありません。

初期コストを大きく抑えて、始められるのはOEMの大きなメリットの一つですね。

 

【メリット2】OEMなら、「化粧品製造業許可」と「化粧品製造販売業許可」がいらない

そもそも化粧品を製造するには「化粧品製造業許可」が必要です。
さらに、製造した製品を販売するには「化粧品製造販売業許可」が必要です。

新規参入で、この2つの許可を取得するには、大きなハードルがあり、非現実的です。

その点、OEMの場合は、化粧品メーカーが「化粧品製造業許可」と「化粧品製造販売業許可」を持っているため、依頼者はこのどちらも取得することなく、始めることができます。

>>「化粧品製造業許可」「化粧品製造販売業許可」についてもっと詳しく

【メリット3】OEMなら、販売や商品企画に専念できる

自社製造の場合、必要な人員を確保したり、品質管理の体制を整えたりなど、かなりのリソースを割くことになります。
物販の世界では、「ただ作っただけ」では売れません。販売戦略をしっかりと練り、商品の売れ行きを見ながら、販路や宣伝方法なども、その都度見直す必要があります。

特に新規参入の場合、目まぐるしい市場の変化に素早く対応できるよう、販売や商品企画にリソースを集中させておくことが重要です。

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小ロットでOEM製造する

はじめてのOEMの場合、予算総額を抑えるために小ロットから製造するのも手です。
一般的に最小ロットは1000や3,000で設定しているメーカーがほとんどですが、中にはロット100~から対応してくれるメーカーもいるので、最小ロットは必ず確認しておきましょう。

化粧品OEMのロット

小ロットだと商品あたりの原価が高くなる

新規処方を小ロットで作る場合、1商品あたりの原価が割高となります。リスクを抑えるために、ロットを小さくしたところ、商品価格を競合製品より高く設定せざる負えなくなり、結果的に全然売れない商品となってしまった・・・となる場合も多いです。

予算に余裕があるなら、大ロットで作った方が原価が安くなり、利益も確保しやすくなります。
メーカーや製品により異なりますが、
例えば、化粧水100本作った場合は、1本あたりのコストは1,000円(総額10万)になるところ、
同じ化粧水を1,000本作った場合は、1本あたりのコストが700円(総額70万)になることもあります。

大幅にコストが下がる理由は、中身(バルク)・容器・ラベル・化粧箱・営業コスト(人件費)など、商品を構成する要素、それぞれにボリュームディスカウントが効くためです。

最初は、試験的に小ロットで試すのもありですが、利益率の高い製品にするためには、ロットを増やすことも検討してみましょう。

 

小ロットだとメーカーの選択肢が狭まる

ロット1000以下で対応してくれるメーカーは業界内でもかなり限られています。小ロットの場合、条件にっては、使える容器などに制限がでてしまう場合もあるため、できる限り広い選択肢から探したい場合は、ロット1000または3000以上から探すことをお勧めします。

小ロットでおすすめのメーカー

小ロット対応のメーカーについては、こちらの記事でもまとめております。是非ご参照ください。
>>小ロットにも対応!化粧品OEMメーカー特集

化粧品OEMを始めるにあたって準備すべきもの

OEMの準備

作りたい商品を決める

ごくごく当たり前の話ですが、事前にどのような商品を作りたいかを決めていないと、OEMメーカーは動いてくれません。

「〇〇分野で売れる商品を作ってよー」と丸投げする人もいますが、そもそもメーカーによって、作れる・作れない、得意・不得意があるため、その依頼を受けることができるかどうかのジャッジもできません。

OEMメーカーに相談する場合は、最低限「どの製品ジャンルで、誰向けに、どういう効果のある商品を作りたいか」は、決めておきましょう。

 

予算を決める

予算次第で、配合できる成分、ロット、選択できる容器などが大きく変わってくるため、ある程度、予算感のイメージを持っておくと、メーカー担当も、より多面的な提案が可能になります。

 

景品表示法と薬機法(旧・薬事法)を学ぶ

製品を販売するにあたり、「使ってはいいけないNG表現」が存在します。
万が一、知らずにNG表現を使っていると「法律違反」となり、罰せられる場合もあります。
例えば、「100%痩せる薬」、「必ず10歳若返るサプリメント」などは法律違反です。

どちらの法律も、業者が消費者を騙すうな広告表現を使わないよう、規制する法律ですが、
・全ての商品の表示規制に関する法律が「景品表示法」
・医薬品、医薬部外品、健康食品等で、効能・効果の表示規制に関する法律が「薬機法」です。

>>「薬機法(旧薬事法)」とは?化粧品の表示や広告に使えない表現についてわかりやすく解説!

非常に重要な法律ですので、
景品表示法については、消費者庁のHPで、
薬機法については、厚生労働省のHPなどで事前に確認して、学んでおきましょう。

【参照】
「景品表示法」消費者庁HP
「医薬品等の広告規制について」厚生労働省HP

 

 

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