ムスリム向けコスメ開発に有効なハラール認証制度について解説!対応可能な化粧品OEMメーカー5選

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ムスリム向けハラール認証コスメとはどんなもの?

ハラール認証コスメ(化粧品)とは、イスラム諸国でハラールと認められた原材料で、ハラール以外の原材料と触れることなく製造された化粧品のこと。日本国内にもいくつかハラール認証の取得認定を行っている機関があります。

イスラム教徒(ムスリム)にとって、ハラールは信仰そのものであり、ハラール認証を取得していることは大変重要な意味をもっています。

ハラールとはそもそもどんな意味?

ハラールとは合法なという意味

ハラール(Halal)とは合法や許されたという意味を持つアラビア語。イスラムの教えで「許されているもの」ということです。イスラム法で定められており、許されていないものは「ハラーム(Haram)=不法」「ノンハラール(Non halal)」といいます。

ハラールが定められている理由は「体を健康的、清潔、安全に保つこと」を神アラーが望んでいるという考え方が基本。それに従い、生活することは重要なことで、背くことはムスリムにとって罪を犯すことになるのです。

ハラール認証を受けていることは安心の証

ムスリムにとって、自国で売られている化粧品に“ハラール認証”は必要ありません。イスラム世界で流通しているものは、すべてハラールだからです。

しかし、イスラム宗教圏以外の国で販売されているものは、一見するとハラールかどうかの区別がつきません。そのため、ハラール認証を受けているかどうかが商品選びにとって大切なポイントとなっています。

国内でハラール認証を行っている団体

イスラム信者の多い東南アジアや中東などから公認を受けている団体が日本国内にも存在しています。主な団体は以下の通りです。

  • ●宗教法人日本ムスリム協会(JMA)
  • ●NPO法人日本ハラール協会(JHA)
  • ●宗教法人日本イスラーム文化センター(JIT)
  • ●NPO法人日本アジアハラール協会(NAHA)
  • ●ムスリム・プロフェッショナル・ジャパン協会(MPJA)
  • ●エミレーツ・ハラールセンター(EHC)

 

ハラール認証マークがある製品には豚やアルコールなどの禁止成分は一切含まれていないことを保証し、製造環境もイスラム法の基準に則った商品ということを確認されているもの。ムスリム自身が自分たちで成分などを調べなくても「安心・安全」な製品であることの証明になります。

ハラール認証はムスリム以外の方にとっても安心・安全な材料になる

安心・安全なもの選びの指標にもなるハラール認証

最近ではオーガニックやナチュラルな商品に対する関心が高まっています。普段自分たちが口にしたり、使用しているものにどんな原料が使われているのか。どのように作られているのか。体に良いものなのかを気にする人が増えているという時代の流れは今後も変わりません。

ハラールに則り、つくられた食品や化粧品は体によいものであり、安全であることが確認されています。ムスリムの方にとってはもちろん、健康志向の方にとっても安心して使用できる商品ということになります。

訪日や在日ムスリムは増えている!ハラール認証取得はビジネスチャンスでもある

都内にある小さなモスク

コロナ禍において、インバウンド需要は停滞していますが、それ以前までは日本を訪れるムスリム観光客は増加の一途をたどっていました。イスラム諸国の方々にとって日本は好ましい旅行先として考えられており、今後コロナが沈静化すれば、観光で訪れる方は大勢いると考えられます。

現在、日本国内で生活している在日ムスリムの人口は正確には把握されていません。というのも、入国の際、出身国は聞かれても宗教については質問されないため、正確な人数を把握するのが困難なためです。

出身国から推測して約10万~20万人ぐらいのムスリムの方が、現在日本で生活しているのではといわれています。

一般社団法人ハラル・ジャパン協会では、ハラールビジネスは「イスラム教徒向け」ということにはとどまらず、ベジタリアンやヴィーガン、オーガニックとも親和性が高いく、サステナブルな社会実現を目指すこれからのライフスタイルに最適なものであるという見解を示していました。

ハラール認証を取得した化粧品開発には、まだまだビジネスチャンスが眠っているかもしれません。

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在日ムスリムにインタビュー!化粧品購入で困っていること

在日ムスリムであるカビル夫妻
カビル&ハビバ・ウーメ夫妻

「OEMプロ」編集部では、バングラディッシュ人であるカビル・モハイメヌルがシステムエンジニアとして2018年から活躍しています。2020年に結婚し、現在は奥様である ハビバ・ウーメさんと日本暮らし。ムスリムである カビル&ハビバ・ウーメ夫妻の化粧品選びで、苦労している点を取材してみました!

ハラールであるかどうか、化粧品メーカーに電話で問い合わせたこともある

カビルと結婚後、 ハビバ・ウーメさんが来日したのがまさにコロナ禍のこと。当面使用する化粧品は、バングラディッシュから持ち込んだそうです。

来日時に化粧品を持参

現地では何も考えず購入できた化粧品ですが、日本で販売されているものがムスリムにとって使用可能なものなのか全く判断できません。表示されていなくても、豚由来成分を含むケースがあるからです。

デパートの化粧品売り場に並んでいるものも、ハラール認証を受けているものがなく、ムスリムでもできるかどうか、メーカーに原材料の確認をしたこともありました。しかし、『メーカー側でも回答できないことがしばしばあり、使ってよいかどうか判断するのは困難を極めました』とカビル。

原材料はもちろん、製造過程でも豚由来のもの、アルコールが使われていない条件で製造されていないこと。さらに、製造に従事する従業員のハラールへの理解、管理体制も求められているため、簡単なことではないのです。

ムスリムでも使用可能な化粧品を国内で入手するルートをいくつか確保

食品はもちろん、女性にとって化粧品は生活必需品。イスラム教徒のコミュニティで非公式に認証しているハラール認証協会がいくつか存在しているそうです。

『これらの組織がムスリムでも使用可能な日本の化粧品について情報を提供してくれました』とカビル。

『例えば、ボディショップジャパンで扱っているいくつかの商品がそうです。海外のWebサイトからムスリムでも使用できる化粧品を取り寄せて使うこともあります』

それ以外にも楽天市場などでハラール対応の化粧品を購入できるので、それをよく利用しているそうです。

メイクが大好き!でも日本のハラール商品は割高なのが難点

日本製のハラール商品は割高なのが難点

日本にはハラール認証を取得した商品がいくつかありますが、通常の日本製化粧品に比べるとどうしても割高になります。

『メイクアップ用品は比較的、日本製でも問題なく使えるものがあります。しかし、スキンケアやヘアケア製品については少し苦労しています』とカビル。

奥様であるハビバ・ウーメさんはメイクが大好きということで、ムスリム向けの使用可能な製品を見つけるために、買い物に出かけるが楽しみの一つになっているそうです。特に大手ドラックストアである「マツモトキヨシ」では、ムスリムでも使用可能な化粧品や日用品を探すサポートをしてくれるとのこと。とても助かっているそうですよ。

ムスリムにとって魅力的な化粧品とは?

ムスリムの女性がお祈り前に身を清める

ムスリムの女性はヒジャーブの着用が義務付けられています。お祈りの前には身を清め、清潔にする必要がありますので、さっと洗い流せるメイク落としを使い、お祈りの準備をしている女性が多いようです。

『お祈りの間、女性のお化粧も許可されています。しかし、「ウドゥ」と呼ばれるお祈りの前に、体の一部をきれいにするため水を使用します。

マニキュアをしたままだと爪の内側をきれいにするのが難しく、その都度落とさなければならないのがとても不便でした。

その不便さを解消するため、ハラール業界ではマニキュアを着用した状態でも爪の内側をきれいにすることが出来るマニキュアを発明しました。これはムスリムの女性にとって画期的な発明です』

東京でもハラールマニキュアが手に入るようになったので、奥様がとても喜んでいるそうですよ。

ハラール認証を受けていなくても、ムスリムから信頼を得て、売れている商品も存在しています。ハラール認証の有無よりも、商品開発の前にムスリムに対する理解がとても大切。彼らにとって欲しいものをどのように商品化し、発信していくかは今後しっかりとしたリサーチが必要ということですね。

現在、国内のメイクアップ製品を製造しているOEMメーカーでハラール認証認定のところはほぼないといわれています。しかし、ムスリムの方々に正確な情報開示を行い、安心して使用できるものであることをアピールできれば、ビジネスチャンスはありますね。

OEMプロではトレサービリティをしっかり公開できるOEMメーカー、ハラール認証を取得している工場と契約しているOEMメーカーなどが参加していますので、ぜひ相談してみましょう。

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ハラール認証取得!ムスリム向けコスメOEMにおすすめのメーカー5選

ムスリム向け化粧品開発が可能なメーカー

普段はヒジャーブを着用して外出する機会が多いムスリムの女性。その分、メイクを楽しむ方が大勢いらっしゃいます。また、1日5回あるお祈りの際にメイク落としを使う場合、肌へのやさしさは必須です。

多少割高になってもハラール認証マークがある方が、より安心につながること。また、認証機関によっては海外への輸出も認められているところもあります。NPO法人日本ハラール協会や宗教法人日本イスラム教徒協会、宗教法人日本イスラム文化センターなどがそうです。

今回はその中からおすすめのOEMメーカーを厳選して5社ご紹介しましょう。

石田香粧株式会社(東京・埼玉)

石田香粧株式会社(OEMデータベース)

石田香粧は、和漢植物やハーブから抽出した植物エキスの取り扱いを得意とする化粧品OEMメーカーです。自社工場では2016年7月に宗教法人 日本イスラーム文化センターよりハラル認証を取得。埼玉県の産学官連携でメイドインジャパンのハラール認証化粧品「Melati(メラティ)」の開発(販売元は株式会社グレート)実績があります。

≫石田香粧株式会社・代表取締役社長 橡川篤史(とちかわ あつし)氏にインタビュー

本社:〒110-0004 東京都台東区下谷3-12-1
戸田工場:〒335-0015 埼玉県戸田市川岸2-1
蕨工場:〒335-0001 埼玉県蕨市北町5-11-3-1F

株式会社マーナーコスメチックス(千葉・岩手)

株式会社マーナーコスメチックス(OEMデータベース)

1939年に創業のマーナーコスメチックスは、水資源が豊かな岩手県一関市に宗教法人 日本イスラーム文化センターでハラール認証を取得した自社工場を構えています。2015年にはムスリムの方でも安心して使用できる自然派シャンプー「エレンス2001+HALALスキャルプシャンプー」を開発しました。

当初は東南アジア向けに輸出販売していましたが、国内での自然派化粧品への関心が高まっていることから、逆輸入する形で販売を開始し、好評です。

本社・工場:〒272-0004千葉県市川市原木1丁目3番31号
八街工場:〒289-1125千葉県八街市上砂字大外野43-58
くりこま高原藤沢工場:〒029-3311岩手県一関市藤沢町黄海字町裏441

株式会社アリエ(東京)

株式会社アリエ(OEMデータベース)

1981年に創業したアリエは国内工場の他、フィリピン・セブ島に海外生産拠点を所有する化粧品OEMメーカーです。人にも環境にもやさしいオーガニック製品の製造も得意で、関連会社ではエコサート認証も取得。キリスト教に次いで2番目に多くの信者を持つムスリムのために、ハラール認証を取得可能な化粧品の企画・受託も行っており、取得実績もあります。

東京本社:〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 天理ビル9F

株式会社常磐植物化学研究所(千葉・東京)

株式会社常磐植物化学研究所(OEMデータベース)

1949年に創業の常磐植物化学研究所は、創業以来、医薬品原薬の製造販売を手掛けてきたOEMメーカーです。現在では医薬品以外にも機能性素材を含めた健康食品原材料、添加物、化粧品原料などの提供を行っています。

一般社団法人ジャパン・ムスリム・アクセス(JMA)にてハラール認証を取得。さらにユダヤ教の戒律に基く食品企画「コーシャ認定」も取得しています。

本社・工場:〒285-0801 千葉県佐倉市木野子158番地
東京支社:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-4-16 日本橋内山ビル6階

株式会社ピカソ美化学研究所(兵庫・東京・神奈川)

株式会社ピカソ美化学研究所(OEMデータベース)

1935年創業のピカソ美化学研究所は、グループ会社であるピカソナチュラルズ・バンコク第1工場でインドネシアMUIのハラール認証を取得。ムスリムの方にとって最適な化粧品OEMが可能です。東南アジア向けの事業展開を考えている方にもおすすめなメーカー。

本社・中央研究所:〒662-0911 兵庫県西宮市池田町9番20号
東京オフィス・研究所:〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目16番3号
横浜テクニカルセンター:〒236-0004 横浜市金沢区福浦1丁目6番11号
神戸工場:〒662-0934 兵庫県西宮市西宮浜3丁目9番1号

ハラール認証コスメのOEMメーカーを効率よく探す方法

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ハラール認証を取得した工場との取引ができる、もしくは自社で専用の製造ラインを持っているメーカーをご紹介することが可能なので、新規事業としてムスリム向けのオリジナルコスメを販売したいという場合におすすめです。

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