医薬部外品開発強化中!共和化粧品工業の化粧品OEM/ODMの強みを取材しました

医薬部外品開発強化中!共和化粧品工業の化粧品OEM/ODMの強みを取材しました

化粧品販売でいちばん苦労するのは差別化が難しいというところでしょうか。薬機法(旧薬事法)の関係で、効果効能を思うように表現できないのが実情です。

その点、医薬部外品(薬用化粧品)は限定的ながら効果効能がうたえるので、OEMを活用してオリジナルコスメを開発したいという方も多いことでしょう。

今回は化粧品のOEM/ODMが得意な共和化粧品工業取締役・春田さんにインタビュー。スキンケアやヘアケア、ベースメイクアップなど幅広く扱う共和化粧品工業ならではの強みと、医薬部外品OEMを考えるにあたっての注意点などをうかがってみました。

リンクルやホワイトニングなどの、オリジナルで薬用化粧品を開発したい、という方必見です。

研究開発力・対応力の高さで商品化までがスムーズに!OEM/ODMメーカー・共和化粧品工業

共和化粧品工業の研究開発力、対応力の高さ

共和化粧品工業は1953(昭和28)年創業で、化粧品OEMを手掛けてきた経験と研究開発力、技術力をベースに、商品コンセプトづくりからお手伝いするODMとしても頼りになるメーカー。事業者の想いをくみ取り、商品へと落とし込む営業力の高さでも定評があります

特に最近では限定的ながら効果効能をアピールできる医薬部外品の開発に力を入れており、現状、製品化実績のない処方も自社オリジナルとしてラインナップしているとか。

『これまで店頭販売や通信販売、訪問販売、エステサロン、美理容サロン、製薬メーカーなどさまざまな企業や販売チャンネルでの化粧品開発を手掛けてきました。

約70年というキャリアの中で培ってきたノウハウや技術力、対応力の高さを自負しています。イメージ通りのオリジナルコスメ開発・製造まで一貫体制でサポート。商品コンセプト作りから二人三脚で取り組んでいます』と春田さん。

初めての化粧品OEM、異業種からの化粧品市場参入という場合、頼りになるメーカーということですね。

化粧品OEMでつい忘れがちなのがリードタイム!売れた場合も想定したロット数を考える

共和化粧品工業化粧品OEM成功のポイント

化粧品を発注してから製造、納品するまでにかかる時間や日数を“リードタイム”といいます。小ロットで製造した場合、もし売れ行きが好調だったらすぐにでもリピート製造したいと思いますよね。

しかし、原料などは調達できたとしても即製造・納品とはいきません。その商品を専門に製造しているわけではないので、工場の稼働や人員の確保、容器・梱包資材の手配などにどうしても準備や時間がかかります。発注してから納品まで3~4か月は必要ですから、リピートのタイミングによっては“品切れ”を起こしてしまう場合も。

『最も経済的なロット数をいえば1,000個ぐらいから。容器・パッケージのデザインもオリジナルでということになれば最低でも3,000個からがコストを抑えて製造できるギリギリのラインとなります。

例えば、1,000個OEM製造したとして、300本売れればヒット商品として今後も安定した売り上げが望めます。

しかし、300個売れたタイミングでリピート製造を依頼したとして納品されるのは3~4か月先。売れ行きが好調であれば在庫切れのリスクがあります。納品まで時間がかかればお客様の気持ちが離れてしまうかもしれません』と春田さん。

ある程度、物販の経験がある方、売り先をある程度確保できる事業者であれば、小ロット製造する方がむしろビジネス的にはリスクが大きいかも!在庫を抱えるリスクと品切れさせてしまうリスク、どちらの方がダメージが大きいかをじっくり検証する必要があります

売れるかどうかテストするために最初は小ロット製造したとしても、その後のリードタイムも考え、リピート製造をどこで発注するかをしっかり見据えて計画するのが大事ですね。

医薬部外品(薬用化粧品)開発のポイントと注意点は?ネックは商品化に時間がかかること

共和化粧品工業・医薬部外品開発の強み・特徴

コロナ禍で化粧品市場全体としては売上が下がっているものの、男性向け化粧品やマスク生活による肌荒れに対処した薬用化粧品などはむしろ売り上げを伸ばしています。特に2001年より化粧品の全成分表示が義務付けられて以来、医薬部外品の“有効成分”として表示できるのは、強いアピール力、差別化ポイントにもなっています。

そんな市場背景を武器に、医薬部外品(薬用化粧品)をOEMで開発したいという事業者は今後も増えていくと考えられています。

『医薬部外品(薬用化粧品)製造は、一般化粧品とは別に許可が必要です。また成分の研究開発や処方設計、厚生労働省への認可申請に慣れていることも製品化をスムーズに進めるポイント。

当社では医薬部外品(薬用化粧品)OEMの実績が豊富であること。自社ですでに認可を受けているオリジナル処方もいくつか所有しています。市場で製品化されていない処方もあるのでこちらは早い者勝ちとなってしまいますが、大きな差別化ポイントとしてアピールできるので、ヒット商品として育てられる可能性がありますよ』と春田さん。

医薬部外品(薬用化粧品)OEMを依頼する場合、以下のような点に注意が必要です。

  • 製品化実績のある処方をベースに添加材だけを一部オリジナルにする場合5~8カ月
  • 使用感からこだわって作る場合は1年以上必要
  • オリジナル成分、処方の場合は認可を得るための研究・開発分析費用がかかる

すでに薬用化粧品として実績のある美白成分、抗シワ成分、育毛成分などを使ってオリジナルコスメを開発する場合、開発時間や費用は圧縮できますが、その一方でオリジナリティを出すのが難しいという欠点も。

医薬部外品(薬用化粧品)開発については、しっかりヒヤリングした上で、アドバイスしてくれるとのことなので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

共和化粧品工業が手掛ける化粧品OEMここが違う!差別化しやすいポイント

共和化粧品工業にOEMを依頼するメリット

共和化粧品工業の強みはOEMメーカーとしての実績、キャリアが長いこと。事業者のイメージやオリジナルコスメに求めていることを丁寧にくみ取り、形にする営業力・対応力の高さがポイントです。

最近人気の高いナチュラルコスメや石油系界面活性剤を使わない肌にやさしいコスメ開発なども経験豊富。石けんで簡単に洗い流せる肌にやさしいUVケア商品なども開発実績があります。

特に化粧水やオールインワンジェル開発に定評がありますが、ボディケア・ヘアケア・メイク用品など幅広いアイテムの製造が可能なところも人気。最初は基礎化粧品からスタートして、取り扱いアイテムを広げたい、ラインナップを充実させたいという場合に、すぐに対応してもらえるのは魅力的ですね。

ドラッグストアのオリジナルコスメで大ヒット商品を手掛けるなど、医薬部外品(薬用化粧品)のOEMに強いのも嬉しいポイント。薬事法を熟知した担当者がPRのポイントなどを親身にサポートしてくれますよ。

初めての化粧品OEMで商品コンセプトを組み立てるのも一苦労という方、ぜひODMも可能な共和化粧品工業に相談してみてはいかがでしょうか。

アパレルメーカーや雑貨販売会社などさまざまな異業種からの化粧品市場参入も手掛けてきた実績も豊富。コロナ禍で今後物販に力を入れたいサロンや美容理容室の方などもお気軽にご相談ください。

■取材協力
共和化粧品工業

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